Japan Print Association Executive Committee and Japan Print Association will present an international prints exposition, "Prints Tokyo 2012" for our 80th anniversary of the foundation of the association.

EVENT

シンポジウム

日時:2012年10月7日(日) 12:00~15:30
会場:東京芸術大学 美術学部中央棟1F 第一講義室 →アクセスMAP

<目 的>
 社団法人日本版画協会は2012年度に設立80周年を迎えます。
これまで当協会は1932年の設立以来、日本国内のみならず世界の版画界を牽引して参りました。
 日本版画協会の80年の歩みを顧みますと、戦後の日本における経済、科学、文化の奇跡的な復興を世界に示してきた歴史と、山本鼎の「創作版画宣言」から始まる、版表現を通じての創作活動が、世界各地での国際コンクール等での数々の受賞歴が示す通り、世界に置ける日本版画の質の高さと表現力を持って社会貢献をしてきた歴史は大いに重なるものであります。
 今、あらゆる分野の世界的な変革期の只中に、日本版画協会80周年記念展において、最新の「日本の版画」「世界の版画」を展示し、シンポジウムの開催する事によって、「国際交流の意義」、「国際版画の動向」「日本版画の未来」を内外に発信することで強く再認識すべく企画するものであります。

<意 義>
 この度の東北大震災や世界中の記録的な災害を目の当たりにし、地球そのものの人知を超えた変容を実感させられる今、日本国内のみならず、混沌として未来の見えにくい世界情勢の中、人間として生きる根源と方位を探る努力があらゆる分野に最も必要不可欠な行為である。
芸術に携わる我々のこの度の企画の意義は日本人作家から見た海外推薦作家の展示やシンポジウム開催、インターネット配信などで日本と世界をリアルタイムに結びつけ、海外との交流の意味や創作活動を通じて知りえる様々な国の「歴史」や「今」の認識、「未来」への展望などを話し合うことにある。
それぞれの国の実情や未来に対する共通認識や相互理解を深める機会を持つことは同時代を生きる作家として必要不可欠な活動であると考えます。


<事業の内容>
 II部構成でI部では基調講演講師に台湾美術院院長・台湾師範大講座学教授の廖修平氏を迎え「1960年からの日本版画協会の展開と国際版画の展望」と題し、外から見た日本版画協会と国際版画の動向等についての講演の後、当会員理事長である中林忠良と会員である柳沢紀子との鼎談形式で現代版画の展開と展望について会談してもらいます。

 II部では、座長に町田市立国際版画美術館学芸員の滝沢恭司氏迎え、30代から40代の若手会員、準会員、海外出品者による座談会形式で、若手版画家の体験を通した海外版画事情、交流の実態等、画像を駆使しながら来場者にわかり易くレポート形式で発表し、テーマに即した討論、来場者との質疑応答等をしてもらいます。
また、同時にインターネットによる展示会場風景とシンポジウムの様子を世界に向けライブ配信します。

プログラム

第I部(12:00~13:30):基調講演/鼎談
「1960年からの日本版画協会の展開と国際版画の展望」

<基調講演>
廖 修平(LIAO Shiou Ping、台湾美術院院長・台湾師範大学講座教授)

<鼎 談>
廖 修平(LIAO Shiou Ping、台湾美術院院長・台湾師範大学講座教授)
中林忠良(当協会 理事長)
柳澤紀子(会員)

第II部(13:45~15:30):若手作家(30代~40代)による座談会


<テーマ >
1)推薦作家との関わりについて
2)海外の版表現との差異について
3)海外版画工房、版画教育事情について
4)海外作家との交流について
5)版画協会の将来の展望について

<座長>
滝沢恭司(町田市立国際版画美術館 学芸員、
多摩美術大学 美術学部 共通教育 非常勤講師)

<パネリスト(留学経験者、海外出品者)>
清水博文(会員)
元田久治(会員)
結城泰介(会員)
田中恵美(準会員)
Taida Jasarevic(芸術学博士、版画協会出品者)
Hasan Kiran(木版画家、Printstokyo2012出品者)

<司会進行>
岩切裕子(会員・運営委員)


来場作家によるギャラリートーク(16:00~)


作家紹介

<基調講演/鼎談 講師>

○ 廖 修平  Liao Shiou-Ping

廖修平(1936~)氏は台北に生まれ、国立師範大学卒業後に来日し、1962年に東京教育大学に留学した後、パリに留学し、パリにあるヘイターの版画工房で版画の技法を習得した。更に米国に渡りニューヨークのブラット・インスチチュートで研究を重ね、1977年に再来日、筑波大学で教鞭をとり版画研究室創設に尽力し、その後米国に居を構えつつ、米国、台湾、中国などで現代版画の各種技法を伝えた。サンパウロ国際版画展などの数々の国際版画展で賞を受賞している。日本版画協会にも一時参加しており、日本の現代版画家との交流も多く、また、台湾版画ビエンナーレの牽引者として、多くの作品審査に携わるなど、世界の版画状況に詳しい。



略歴:
1936年  台湾 台北市生まれ。
1959年  国立台湾師範大学美術学部卒業
1962年~ アメリカ・サウスイースト大学芸術学部教授 (1992年まで)
2009年~ 国立台湾師範大学教授および台湾美術院院長 (2010年まで)

実績内容:
1972年  ブラジル国際版画展 優秀賞
1993年  ノルウェイ国際版画トリエンナーレ 銀賞
2001年  『版画師父-廖 修平版画回顧展』(台北国立歴史博物
2009年  『廖 修平作品展』(渋谷区立松濤美術館)
2010年  第29回台湾行政院文化賞


○ 中林 忠良 Nakabayashi Tadayoshi


「転位 '10-地-I」
エッチング、アクアチント
65.5×101

1937年生まれ。 東京都出身。東京芸術大学大学院美術研究科版画専攻 修了

1972年  第3回版画グランプリ展(日動画廊 '73グランプリ受賞)
1983年  第1回中華民国国際版画ビエンナーレ 国際大賞受賞
1986年  第11回クラコフ国際版画ビエンナーレ 優秀賞受賞 第5回ソウル国際版画ビエンナーレ 国際大賞受賞
1987年  第4回ヴァルナ国際版画ビエンナーレ 銀賞受賞(ブルガリア)
2003年  紫綬褒章



○ 柳澤 紀子 Yanagisawa Noriko


「夢の地面」
エッチング、メゾチント、スピットバイト
75×105

1940年生まれ。静岡県出身。 東京芸術大学大学院油画研究科油絵専攻 修了
1992年  文化庁特別派遣芸術家在外研修員ロンドン滞在 
1964年  第32回日本版画協会展 協会賞
1999年  東京ステーションギャラリー賞(東日本鉄道文化財団)
2001年  第10回山口源大賞
個展(ブルガリア・ナショナルギャラリー, イスラエル・ティコティン美術館, ルーマニア国立美術館)他


<座談会 パネリスト>

○ 清水 博文 Shimizu Hirofumi


「沼に映る '10-I」
コラグラフ
30×30cm

1962年 兵庫県 生まれ。
1989年 東京藝術大学 大学院 修了
現在、京都造形芸術大学 准教授

1993年 関口芸術基金 TAMON賞展 [91、92優秀賞、93大賞]
1998年 ABC美術コンクール [ 大賞 ]
2008年 FUSE/fureru展(カリフォルニア大学サンタクルーズ校ギャラリーにて)
     日本・アメリカ国際版画展(京都市美術館別館)
2010年 日本・ポーランド国際版画展(京都市美術館別館)


○ 元田 久治 Motoda Hisaharu


「Indication-Flinders Street Station (Melbourne)」
リトグラフ
69×105cm

1973年 熊本生まれ。
2001年 東京芸術大学大学院 美術研究科 版画専攻修了
2010年〜日本版画協会会員
2001年 神奈川国際版画トリエンナーレ2001<準大賞> 
2007年 個展 熊本市現代美術館GⅢ
2008年 VOCA展2008 (上野の森美術館)
2009年 現代絵画の展望12人の地平線東京ステーションギャラリー企画(旧新橋停車場鉄道歴史展示室)
2009年 日本版画協会展 準会員優秀賞(FF賞)(東京都美術館)


○ 結城 泰介 Yuki Taisuke


「In my Garden 2-b おわりの雪」
銅版、コラージュ、手彩
25.5×35.5cm

1978年   東京都生まれ
2003年   武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻版画コース修了
2004-05年 武蔵野美術学園交換留学 ハーグ王立美術アカデミー(オランダ)に留学
2012年- 東京藝術大学版画研究室助手

画歴
2005    Allianz オランダ版画賞 2005 三等賞(オランダ)
2007    日本版画協会第75回版画展 山口源新人賞 準会員推挙
2010   日本版画協会第78回版画展 準会員最優秀賞
2011   日本版画協会第79回版画展 準会員佳作賞(G賞)会員推挙


○ 田中 恵美 Tanaka Emi


「free fall from the night and day」
木版
103×80cm

1981年 広島県 生まれ。
2006年 武蔵野美術大学大学院 卒業・修了
2007年 グラスゴー美術大学にてアーティスト・イン・レジデンス
2005年 第73回版画展 版画協会賞
2005年 第3回山本鼎版画大賞展 大賞
2007年 第1回秀桜基金 留学賞
2009年 アートスタジオ五日市にてアーティスト・イン・レジデンス
2010年 個展 武蔵野美術大学gFAL


○ タイダ ヤシャレヴィチ  Taida Jasarevic


「Black water」
フォトグラヴュール、エッチング
110x110cm

1978年 サラエヴォ (ボスニア・ヘルツェゴビナ) 生まれ。
2010年 女子美術大学大学院美術専攻博士課程 修了
2002年 ボスニア・ヘルツェゴビナ美術家連盟 会員
2008年 大学版画学会 会員
2008年 13th International Biennial Print Exhibition R.O.C./台湾
2010年 青森国際版画トリエナーレ 2007/青森
2011年 8th International Biennial of Engraving - Liège, Belgium
2011年 IMPACT 7 International Printmaking Conference, Monash University , Australia

○ ハサン・キラン Hasan Kiran


「 Shamans Series」
木版画
81x54cm
2011

1966年トルコ マラティアに生まれる
1989年~1993年インウヌ大学美術学部絵画科に入学、卒業(マラティア、トルコ)
1994年~1998年ハジュテペ大学絵画科修士課程に入学、終了(アンカラ、トルコ)
1995年~1997年クリスチャンアルバート大学に研究員として在籍(キール、ドイツ)
2003年 東京芸術大学美術研究科版画研究室に入学 同研究室にてリサーチアシスタントを務め、日本版画と版画教育について研究

2005年 同大学博士課程に入学しロータリー奨学金を取得
2008年 卒業論文“シャーマン的イメージによる視覚的暗示”で同大学博士号
取得 ユズジ・ユル大学 講師(ワン、トルコ)
2010年 準教授資格取得(トルコ)
2012年 武蔵野美術大学研究員

Gallery talk and Reception party

日時:2012年10月7日(日)18:00 - 20:00
会場:上野精養軒 桜の間



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